もしも〜 菅首相と小沢一郎が〜 漫才コンビを組んだら〜

菅直人「どうもー、総理大臣でーす。 よろしくお願いしまーす」
小沢一郎「こんにちは、一兵卒です」


菅「いやー、いきなりですけども。 ついに改造しちゃいましたよ」
小「改造? 仮面ライダーですか?」


菅「違います! 私、ショッカーじゃないですから。 内閣改造ですよ。 去る1月14日に2回目の改造を行いまして、第3次菅内閣を発足させたんです」
小「そうですね、菅内閣V3!」


菅「仮面ライダーみたいに言わないでください! 人事で干されたからってヤケにならないでください」
小「ヤケになったつもりはないんですが」


菅「反小沢の枝野官房長官がね、閣僚名簿を読み上げるわけですよ」
小「あー、そういうシーンありますね。 反小沢は余計ですけど」


菅「内閣総理大臣…」
小「伊達直人


菅「菅直人ね! それだとタイガーマスクになっちゃいますから。 枝野さんが読んでるのは置き手紙じゃありませんから」
小「菅内閣は国民に相当な置き土産をしていきそうですけどね」


菅「これまた厳しいご意見! まぁとにかく頑張るしかないですよ」
小「あなたが点数つけるとしたら何点ですか? この内閣は」


菅「点数ですか。 実務を優先させた最強の内閣と謳っているわけですから、90点!といきましょう」
小「90点!? ずいぶん高いですねー」


菅「そうですか? ならあなたは何点ですか?」
小「私は8点です」


菅「8点!? 8点とはまたずいぶん低いですけど、理由はあるんですか?」
小「女性閣僚がいないハッテン内閣」


菅「ダジャレかよ!」
小「トイレ〜には〜♪」


菅「急にどうしました!?」
小「ハッテン場だけに“トイレの神様”歌いたくなっちゃって」


菅「だけに、っておかしいですけどね」
小「まぁ菅内閣ももはや神頼みみたいなところありますから」


菅「うまいこと言わなくていいです! っていうかそもそも女性閣僚いますからね」
小「いましたっけ? あ、そう言えば“サツキ”さんとか“カオル”さんとかいましたね」


菅「江田五月さんも与謝野馨さんも男です! 行政刷新大臣の蓮舫さんがいるでしょ!」
小「あのひと品川庄司の庄司さんでしょ?」


菅「確かに短髪にした庄司さんと似てますけど! どっちにも失礼でしょ」
小「政治資金パーティーーー!!」


菅「ミキティー!!みたいに言うな!」
小「言いたくなっちゃった」


菅「言いたくなっちゃったじゃないですよ」
小「しかしですねぇ、私は与謝野さんが経済財政担当大臣になったのは納得できないんですよ」


菅「色々ご意見あるのは存じてます。 まぁ私としても批判は覚悟の上なんですよ。 
  元々は自民党比例代表で復活当選した議員ですからね、
  それなのに自民党を離党してたちあがれ日本を作って、
  今度は大臣になるためにそのたちあがれ日本まで離党しちゃったんですから、
  民主党政権でたちあがってどうするんだ!みたいなね」
小「……うーん、私はそれはどうでもいいんですよ」


菅「えっ、そうなんですか?(笑)」
小「私が気に食わないのはね、名前です」


菅「名前?」
小「与謝野、ってアルファベットにしてみてください」


菅「Y・O・S・A・N・Oですね。これがどうかしましたか?」
小「パッと見、“予算ゼロ”って読めるんですよ。 こんな人が経済の大臣でいいんですか!!」


菅「予算ゼロ、って確かに読めますけど! そこまで考える人あなたくらいですよ!」
小「そんな名前だから増税を推し進めようとしてるんでしょあの人は!」


菅「政策とは無関係ですよ!」
小「そもそも“与謝野”ってね。 どうせ“与”党と“野”党のあいだで“謝”ることになるんでしょ」


菅「そこまでうまいと逆に感心しちゃいます」
小「この内閣にはですねぇ、野党からも批判続出なんですよ」


菅「野党からはね、まぁそうかもしれないですね」
小「公明党の山口代表なんか怒ってましたよ、“そうはいかんざき!”」


菅「懐かしい! っていうかそれは神崎元代表が言わなきゃ意味ないでしょ! 今の代表は山口那津男(なつお)さんですから」
小「そう、その山口那津男さんが言ってたんですけどね」


菅「何て言ってたんですか」
小「『菅内閣はほとんど何もやっていない』、って、イメージで不真面目な総理にキャラ設定されちゃった」


菅「それ松浦亜弥の『GOOD BYE 夏男(なつお)』って曲だよ! ミキティの次はあやや出てきちゃった」
小「菅内閣にGOOD BYEなんだなぁ、なつお」


菅「相田みつをみたいに言うな!」
小「ところがですねぇ、この曲の歌詞、現在の民主党政権のことをちょいちょい言い当ててるんですよ」


菅「どういうことですか?」
小「『やっぱ無理な話ね 違いすぎる』」


菅「あー、マニフェストと違うじゃないか!ってことですかね。 これは耳が痛いです」
小「『きっとウソはバレルわ だから言えない』」


菅「うぅむ、なかなか手厳しいですね」
小「『門限はわざと早い時間教えるものよ』」


菅「それ余計だよ! 急に普通の恋愛ソングになっちゃった!」
小「まぁ色々ミキティだのあややだの言ってきましたけどね、菅総理にこれだけは言っておきたいんです!」


菅「なんですか」
小「つんく♂って良い歌詞書くよね」


菅「意味わかんねぇよ!! いい加減にしなさい」
小「どうもありがとうございました」